2013年12月09日

[読書]倉下忠憲(2013)『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』C&R研究所



本書では、タイトルのようにハイブリッド読書術を紹介しています。

1 ハイブリッド読書術とは?


ハイブリッド読書術では、時にまったく正反対な性質をもつ手法群を、1つの目的に向けて集約していきます。手法の優劣を争うのではなく、それぞれの特徴や本に合わせて読書法を使い分けます。ある意味では、総合的読書術と呼べるかもしれません。本書で取り扱う読書術の対象は主に3つです。


1つ目は本の情報を入手すること、2つ目は実際に本を読む行為、そして3つ目が読了後の行動です。それぞれの領域で、複数の手法を組み合わせたハイブリッドな手法を紹介していきます。P16



結構いろいろなブログでも紹介されていたので、若干の内容については読む前から分かっていたことが多いです。
読む前の認識としては、ハイブリッド=デジタルとアナログの使い分けて記録するといった認識でした。


もちろん、その認識も間違いではないですが、狭い認識の仕方だったように思えます。入手過程、読む、読了後の行動について組み合わせた手法を紹介しています。


2 私が学んだのは、ハイブリッドの手法よりも倉下さんの読書論

デジタルよりではありますが、ここで紹介されているハイブリッドな手法については実践していることが多く、手法としての知見については新しさを感じませんでした。

しかし、ここで紹介されている知見について、これから読書を深めようと思う人にとっては、分かりやすく読みやすいです。
具体的にevernoteとWEBサービスの組み合わせ方や記録を引き出しやすくする工夫としてのノートリンク機能の紹介、Amazonの評価の見極め方などデジタルについて疎いという方でも安心して読み進めることができます。

読書論として、そもそもの読書に対する姿勢や記録(デジタルであれアナログであれ)の大切さに魅力を感じます。
例えば、自軸という言葉は、読書をする上での姿勢について端的に表した言葉です。そこには、ただ専門分野を読み進めて教養を深める読書ではなく、幅広い視野で、人間としての教養を深めていくことを表現した言葉としてなるほどと思いました。





専門性を深く伸ばした縦棒と、さまざまな分野に関する知識、および、リベラルアーツ(教養)を示す2つの横棒。この3つの線を合わせて生まれるものが自軸です。P39

「マーキングインボックス法」は、読書中、重要と思える部分に線を引き、読了後にそれらをまとめるという方法です。P115

ある意味で、思考の出発点は疑問を持つことです。それがきっかけとなって、考えが発展していきます。逆の言い方をすれば、疑問を持つ習慣を身に付けることが自分なりの思考を始める一歩です。P131

深く考える力を持っている人は、たいてい読書家でもあります。それは読書によって知識が豊富になっているからだけではなく、読書のプロセスの中で自己と対話する集中力を身に付けているからです。P137

読書の経験値が増えてくると、「ここに書いてあること、あの本の内容と関係するのではないか」「この話は、こういう視点でも考えられるのはないか」といったことが少しずつ思い浮かぶようになります。その思い付きを取り逃がさないように、しっかりとメモをしておくわけです。このような連想(もしくは発想)は、新しいテーマを設定する際に役立ちます。創り出す読書そのものをスタートさせる契機になり得るのです。ちなみに、この手法はアイディア発想法にも通底する行為です。全体を通じていえることは、読書中に考えたこと、思ったこと、感じたことはあまさず記録を残すようにすること。これが本を読む際に重要な要素です。P140












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posted by pmastyle at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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